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コラボレーション活動
生産緑化ソリューション
活動紹介
『DNPフレキシブルLEDシート』を取り扱う高機能マテリアル事業部が中心となり、LEDシートを植物栽培ボックスの照明として活用した「生産緑化」がビジネスソリューションとして確立できるかどうかの実証実験を行いました。
生産緑化とは・・・ビルやオフィス内で人工光を利用して植物を栽培・生育(=生産)、空間に緑や花があることによって癒しの効果や業務効率化が期待され、更には食材などとしての二次活用も図れるもの。
活動組織
高機能マテリアル事業部
研究開発・事業化推進センター
連携先
株式会社プラネット
株式会社トーモク
実証実験について
DNPプラザ館内にて、実際のオフィス空間に近い環境での栽培可能性の検証を行いました。
栽培ボックスについて
実験に使用した栽培ボックスは、連携先各社の強みを掛け合わせて開発しました。
- 栽培ボックス・・・エコ素材である段ボールを使用(難燃性段ボール 協力:株式会社トーモク)
- 栽培システム・・・土を使用しない水耕栽培(ハイドロカルチャー 協力:株式会社プラネット)
- 栽培光源・・・薄くて軽い、栽培に適した光の均一性に優れたLED照明(フレキシブルLEDシート DNP)
育成用LEDシートは、植物の育成に適した波長の光に設計することで効率的に栽培できます。また、近接でも優れた光均一性を維持し、育成バラつきを軽減します。
LED照明で
本当に植物が育つの??
野菜や花の育成に必要な「太陽光」。
この「太陽光」が、いくつもの色の光で作られていることはご存じですか?
育成用LED照明のメリット
- 白色光(青が多め)や暖色光(赤は多め)で育成向上
- 優れた光均一性で育成バラつき軽減
- 植物の育成に適した光で効率的に栽培可能
植物の光合成に適したLED照明で栽培しています。
実験内容
栽培ボックスをDNPプラザ館内の様々な場所に設置し、観察を行いました。
- 品目実験:葉物野菜、ハーブ類、ミニバラなどの花
- 環境測定:温度・湿度測定、虫・臭いの発生の記録
- 栽培記録:画像を記録
- 栽培ボックス、ハイドロカルチャーシステムの課題抽出
実験期間
- 2021年5月19日~2022年9月9日まで
鑑賞用ミニバラ
実験結果について
- 2週間後
- 2週間後
- 害虫の発生がなく、においの発生もない、クリーンな植物栽培を確認。
- オフィス環境での通常光だけでは育成できなかった植物でも、LEDシートの照明下であれば栽培可能となる。
(LEDシートによって育成することが確認できた品目)
ハーブ(バジル、ミント)、葉物野菜(大葉、ビート、スイスチャード)、花(ミニバラ)、観葉植物(ヒポエステス) - 現状のオペレーションでは運用の負荷が大きいため、より簡便な方法を検討する必要がある。
- 家庭向けなどの小型栽培、ディスプレイ・インテリア的なニーズが新たにあることを確認。