共創活動

Recycling Meets Design® Project

出展アイデア

スポーツファンの気持ちをくすぐる新感覚観戦グッズ
BODY RUG(ボディ ラグ)

わたしたちTEAM FAIR PLAYは、より良い未来社会へ向けて、アスリートが社会とタッグを組み、価値を創出していくプラットフォームです。
スポーツでは当たり前のように言われる「フェアプレー」の精神を、広く社会活動にも生かし、アスリートが持つピュアな視点、推進力、ネットワークで、社会課題の解決に生かしたい。そういう想いで活動を続けています。

「再生プラスチックでのデザイン」というお題に対して、わたしたちは、社会的にも影響力の大きい「スポーツ」という軸で、様々な案を検討し、学生スポーツや、プロ、スタジアムなど様々なスポーツ関係者にヒアリングし、スタジアムにおけるゴミ問題、という課題を発見しました。

ラグビーは、冬の競技。観客が自分のお尻を守るために必須のアイテムが、シートクッションです。ところが、このシートクッション、最近では100円ショップなどでも安価に手に入るため、会場でそのまま置き去りにされていたり、使い捨てを増やしているという実情を知りました。

スポーツの現場で、アスリートたちのフェアプレーを見ているはずなのに、なぜか使い捨てをしてしまう。その行動のギャップは、「シートクッションに愛着を持てていない」ことが原因ではないかと考えました。

そこで、私たちは、スポーツの良さである「アスリートへの愛着」と「シートクッション」を掛け合わせ、それを再生プラスチックで作るということで、ポイ捨てを防ぎながら、再生プラスチックの理想促進を図るというアイデアを考えました。

RMDの大きなクライテリアである「ワクワクするか」。もちろんわたしたちも大事にしているポイントです。どんなシートクッションならば、本当に愛着を持ってもらえるんだろうか。

議論に議論を重ねて、見つけた答え。
それが、アスリートの「かっこいいカラダ」です。アスリートの身体をリアルに3Dスキャンし、その筋肉の上に座るような特別な体験のできるシートクッション、BODY RUGをご提案します。

スポーツを見て、アスリートに熱狂する人たちは、そのカラダのかっこよさに憧れたり、ほれぼれしたりするのではないでしょうか。
スポーツファンが、楽しい気分になり、思わず手が伸び、そして、愛着を持って長く使ってもらうのに、格好のモチーフだと思います。

もう一つ、この製品には優れた点があります。それは、再生プラスチックの魅力を伝えることができる点です。
不純物を含む再生プラスチックは、バージンプラスチックと異なる、有機的な表情をしているのが大きな魅力です。BODY RUGは、再生プラスチックを使うからこそ、人間の身体という極めて有機的な素材を、リアルに表現できると考えました。

TEAM FAIR PLAYキャプテン 廣瀬俊朗よりコメント
現在、わたしの身体を実際に3Dスキャンしてもらい、成型・加工といったプロトタイプの開発を進めています。いつの日か、スタジアムでこのBODY RUGがお目見えする日が来るように、引き続き試行錯誤を続けていきたいと考えています。

そして、BODY RUGを見た方が「なんだこれ?」と思わず笑顔になったり、興味を持ってくれたりして、再生プラスチックの現状を知るきっかけになればと思っています。

もしどこかで見つけたら、「バディラ!(BODY RUG)」と叫んでください。

  • 応援しているアスリートの筋肉の上に座る高揚感。

  • 廣瀬俊朗の身体をスキャンし、プロトタイプを開発中。

デザイナー

  • 廣瀬 俊朗 (TEAM FAIR PLAY)

    元ラグビー日本代表キャプテン。株式会社HiRAKU代表取締役。
    ラグビーワールドカップ2019公式アンバサダー。

    1981年、大阪府生まれ。大阪府立北野高校卒業後、慶應義塾大学理工学部に入学。
    高校日本代表、U19日本代表を歴任。その後、東芝ブレイブルーパスに入団。
    2007年に日本代表選手に選出され、12年から13年までキャプテンを務める。ポジションはスタンドオフ、ウイング。2016年現役引退後、「ビジネス・ブレークスルー大学大学院」で経営を学び経営管理修士(MBA)を取得。
    その後「ビジネス・ブレークスルー アスリートアンバサダー」に就任。
    2019年 株式会社HiRAKU設立。

  • 伊藤 亜実(TEAM FAIR PLAY)

    電通入社以来、マーケティング部門にて、ブランドコンサルティング、ファシリテーション、戦略プランニングを経験し、2020プロデュースセンターにて、パートナー企業アクティベーションや事業企画に従事。
    世論の潮流や消費者インサイト、ブランドストーリーへの深いスタディを起点としたプランニングを行う。これまでの担当クライアントは、化粧品、飲料、化学メーカー、デベロッパー、自動車、百貨店など。パラリンピック機運醸成ユニット「Dentsu Para Initiative」立ち上げ。
    プランニングユニット「スポリューション」、「電通ダイバーシティラボ」、「Dentsu Art Hub」メンバー。オフィスでできるひらめく運動「オフィスポ」、ダイバーシティ体験サーカスプログラム「ユックとリー渦巻の世界」開発。

  • 福井 佑介(TEAM FAIR PLAY)

    2019年まで株式会社アサツーディ・ケイにて、アカウント・ディレクターとして各種クライアントのプロジェクトマネジメントに従事。
    その後、独立し鳩森株式会社を立ち上げ。2021年1月 株式会社HiRAKUに参画。
    代表の廣瀬俊朗や他メンバーとともに、社会をより良くするための新規事業の構想・推進を担う。

    https://www.instagram.com/teamfairplay_japan/

  • 未来のあたりまえをつくる。DNP
  • 市谷の杜 本と活字館

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